よくあるご質問 酒茶論
ソムリエが語る古酒
第4話 「熟成を楽しめるお酒」シェリー

私が飲食業界で働き始めた頃、先輩に勧められて飲んだワインがシェリーであった (当然、シェリーがワインのカテゴリーに入っているとは当時は知りませんでした・・・)
今も昔?もシェリーの代名詞であるティオペペを、バーでは氷を浮かべてロックスタイルで飲み、自宅では冷蔵庫に常にキンキンに冷やされたシェリーを風呂上りに鏡の前でバスローブ姿でシェリーを飲む・・・
その当時、そんな飲み方が粋(ナルシストだった)だと思いこみ酔いしれていました。(笑今思えばナルシストの始まりがワイン勉強の始まりだったのかもしれません。
ソムリエを目指し勉強することになり世界各国のあらゆるワインの勉強をした時に
シェリーもワインの分類に入ることをはじめて知りました。(少し気づくのが遅い・・・)

前段の話が長くなりましたが、最初にワインのカテゴリーを紹介すると

●スティルワイン・・非発泡の一般的に飲まれているワイン
●スパークリングワイン・・発泡性ワイン(シャンパンなど)
●フォーティファイドワイン・・酒精強化ワイン(醸造工程中に40度以上のアルコールもしくはブランデーなどを添加して、味にコクをもたせ、保存性を高めたもの・・シェリー、ポート、マディラワインなど)
●フレーバードワイン・・・ワインに薬草、果実、甘味料、エッセンスを加え独特な風味を添えたもの(ヴェルモット、サングリア)など

私のワインへのきっかけ、シェリーが酒精強化ワインのカテゴリーに入っています。
文章に記されていますが、アルコールを添加して通常のワインよりも度数が高く、
16〜22度のものが多い。
古酒のアルコール度数帯にまさに当てはまり、味わいやアルコールの添加などの醸造の工程が吟醸酒や本醸造酒など類似性があります。熟成によるバリエーションの多さも楽しめ、
私にとって魅惑的なお酒になっているのではないかと思います。

スペインでは紀元前からワイン造りが行われ、
近代的なシェリー造りの生産体制も18世紀に整われていました。
本格的な古酒造りの歴史が40数年では比較の対象にはなりませんが、潜在能力のあるバリエーション豊かな古酒の可能性にこれからも期待できるのではないかと考えられます

次回は 「古酒と私と熟長と…」