よくあるご質問 酒茶論
ソムリエが語る古酒
第3話 今までの日本酒とワインの流れ
若者や女性の日本酒離れによる清酒業界の低迷、世界各国にから輸入し供給過多になりつつあるワイン業界は頭打ち状態と両業界とも改革が必要とされる昨今。古くて新しい味わいの古酒が注目され始めてきた。ソムリエもレストランでもっとも料理との相性が良い、わかりやすい味わいのワインをサービスしており、繊細で味わいのバリエーションが狭い日本酒を敬遠していた感が否めない。故に日本酒とワイン、同じ醸造酒でありながら今まで同じシチュエーションの中での融合があまりなされなかった。従来の日本酒の味わいは繊細で上品、お料理も和食のような繊細優美な味付けにしかあわせられなかったが為、ワインの領域である、フレンチ、イタリアンなどの料理に合わせる事が難しいとされていたが、時の流れとともに変化した古酒は今までの日本酒には無い、複雑で馥郁たる香り味わいを楽しめ、今まではワインでしか楽しめなかったお料理との相性がよく、これからは古酒とワインの融合で無限の可能性を見せていくと思われます。それぞれのお酒の特徴に触れてみましょう。
古酒の特徴
従来の日本酒とは全く違った味わい、シェリー酒、ポートワイン、紹興酒のような香りも楽しめます。食前酒としてロック、カクテルに、食中酒であれば常温、お燗で繊細な味付けの和食より、むしろイタリア料理、中華料理などの濃厚な味わい、油を多く使った料理にも合わせることが出来ます。食後酒としてもデザート、チョコレートなどの相性は抜群である。体内への浸透が早く、アルコールの抜けも早いので飲むペースを掴みやすく、翌日残りづらい。 古酒の歴史
ワインの特徴
バリエーションが多く(味わい、国別、年代別など)、料理との相性が広い。ワインの酸味は口の中をリフレッシュし、渋みは肉の脂肪分を分解する成分が入っている、ビールや日本酒に比べて、赤ワインは健康によく、グラス2杯ぐらいの量を毎日飲むことでコレステロール値を下げ、心筋梗塞などの病気予防に効果があり又白ワインも高い殺菌効果を持っており、牡蠣などの生ものに酸味の強い白ワインをあわせたりするのも、そういう意味がある。 古酒の歴史
次回は『熟成を楽しめるお酒(1) シェリー』についてお話しいたします。